「柳の下にいつもどじょうはいない」の意味と例文

「柳の下にいつもどじょうはいない」は日常でもよく使われることわざです。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「柳の下にいつもどじょうはいない」の意味と例文を紹介していきます。

「柳の下にいつもどじょうはいない」の読み方

読み方:やなぎのしたにいつもどじょうはいない
「柳の下にいつもどじょうはいない」の「柳」は「りゅう」ではなく「やなぎ」と読みます。また「下」は「げ」ではなく「した」と読みます。「柳の下にいつもどじょうはいない」はこの形でことわざになっているため、その他のバリエーションはありません。類語は「株を守りて兎を待つ」「船に刻みて剣を求む」などがあります。

「柳の下にいつもどじょうはいない」の意味

意味:一度うまく行ったことが同じようにいつもうまくいくとは限らないこと
「柳の下にいつもどじょうはいない」は一度柳の木の下でどじょうを捕まえたからといって、いつも柳の木の下にどじょうがいるとは限らないという意味です。そこから、一度うまくいったことが同じようにいつもうまくいくとは限らないことを意味するよう言ったと言われています。

「柳の下にいつもどじょうはいない」の例文

例文1:父の代で商売がうまくいったから、兄は自分の代でもうまくいくと思っている。柳の下にいつもどじょうはいないのに。
例文2:一度背負い投げで優勝したからと言って、次も背負い投げで勝てるとは限らない。柳の下にいつもどじょうはいないよ。
例文3:柳の下にいつもどじょうはいないのに、かつての栄光が忘れられず何度も同じ方法で試すなんて馬鹿げている。
例文4:一度負ければ相手も戦略を考えてくるから、柳の下にいつもどじょうはいない。
例文5:この漁場で大きな魚が釣れたから、次回もまたここで釣れると思うのは甘いだろう。柳の下にいつもどじょうはいないよ。

「柳の下にいつもどじょうはいない」をうまく用いる

「柳の下にいつもどじょうはいない」は日常でよく使われることわざです。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。