「昔取った杵柄」の意味と例文

「昔取った杵柄」は日常でもよく使われることわざです。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「昔取った杵柄」の意味と例文を紹介していきます。

「昔取った杵柄」の読み方

読み方:むかしとったきねづか
「昔取った杵柄」の「杵柄」は「きねづか」と読みます。「昔取った杵柄」はこの形でことわざになっているため、その他のバリエーションはありません。

「昔取った杵柄」の意味

意味: かつて身につけた技術は年をとっても体が覚えているということ
「昔取った杵柄」は上方いろはかるたに採用されている一句が由来だとされています。「杵柄」は餅などつくときの杵の柄の握る棒の部分のことを意味し、農業が盛んな地区ではよく杵を振る踊りや祭りなどが行われ、豊作を祈ったと言われています。そして、その際、若者の迫力ある杵を振る腕前を見て、年配の人たちが自分たちの昔の姿を重ね合わせたことから「昔取った杵柄」という言葉は使われるようになったと言われています。

「昔取った杵柄」の例文

例文1:さすが雪国にいただけあって昔取った杵柄でスキーはいまだにうまい。
例文2:彼は長い事書道を習っていたので昔取った杵柄でいまだに達筆だ。
例文3:彼はスポーツ選手だっただけあって昔取った杵柄で運動神経はいまだに抜群で何をやらせても上手にこなす。
例文4:彼は幼少期に外国に住んでいて英語を話していただけあって、いまだに昔取った杵柄で英語が得意だ。
例文5:君は音楽一家に生まれたのだから、しばらく楽器に触れていなかったとはいえ昔取った杵柄ですぐ弾けるようになるだろう。

「昔取った杵柄」をうまく用いる

「昔取った杵柄」は日常でよく使われることわざです。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。