「寝耳に水」の意味と例文

「寝耳に水」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「寝耳に水」の意味と例文を紹介していきます。

「寝耳に水」の読み方

読み方:ねみみにみず
「寝耳に水」の「寝」は「しん」ではなく「ね」と読みます。また「水」は「すい」ではなく「みず」と読みます。「寝耳に水」はこの形で慣用句になっているため、その他のバリエーションはありません。類語は「青天の霹靂」「藪から棒」などがあります。

「寝耳に水」の意味

意味:思いがけないことや不意の知らせに驚くたとえ
「寝耳に水」は「寝耳に水の入るごとし」の略で、寝ている間に耳に水を注がれるように、思いがけないことでびっくりすることを意味します。もともと「寝耳に水」の「耳」は耳にするというところから聞こえるという意味で、「水」は洪水などの濁流音という意味で使われました。治水がうまくいかなかった頃はよく川の水が氾濫し、寝ている間に水の濁流音を聞いて驚いたところから、「寝耳に水」と言ったと言われています。

「寝耳に水」の例文

例文1:リストラで明日から失業なんて寝耳に水だよ。
例文2:両親から私が実の子でないと聞かされるなんて寝耳に水だ。
例文3:彼が5年前に亡くなっただなんて寝耳に水でした。
例文4:明日人生を左右するテストが行われるなんて寝耳に水だよ。
例文5:今日の旅行は中止になったなんて寝耳に水だ。

「寝耳に水」をうまく用いる

「寝耳に水」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。