「虎の尾を踏む」の意味 「危うきこと虎の尾を踏むが如し」「竜の鬚を撫で虎の尾を踏む」「虎の口へ手を入れる」などの例文

「虎の尾を踏む」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「虎の尾を踏む」の意味と「危うきこと虎の尾を踏むが如し」「竜の鬚を撫で虎の尾を踏む」「虎の口へ手を入れる」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「虎の尾を踏む」の読み方

読み方:とらのおをふむ

「危うきこと虎の尾を踏むが如し」の読み方

読み方:あやうきこととらのおをふむがごとし

「竜の鬚を撫で虎の尾を踏む」の読み方

読み方:りゅうのひげをなでとらのおをふむ

「虎の口へ手を入れる」の読み方

読み方:とらのくちへてをいれる
「虎の尾を踏む」「危うきこと虎の尾を踏むが如し」「虎の口へ手を入れる」「竜の鬚を撫で虎の尾を踏む」の「虎」は「こ」ではなく「とら」と読みます。また「尾」は「び」ではなく「お」と読みます。「髭」は「ひげ」と読みます。「虎の尾を踏む」は「危うきこと虎の尾を踏むが如し」「竜の鬚を撫で虎の尾を踏む」などのバリエーションがあります。類語は「薄氷を踏む」などがあります。

「虎の尾を踏む」の意味

意味:ひやっとするような危険な場面に臨む
「虎の尾を踏む」は『易経・履卦』の「虎尾を履む、人を咬まず」が由来だと言われています。虎の尾を踏めば咬まれて当然なので、その覚悟の持つべきという時に使われるようになったと言われています。

「虎の尾を踏む」の例文

例文1:若い頃は身勝手で虎の尾を踏むようなこともやってきた。
例文2:彼は慎重派なので虎の尾を踏むようなことはしない。

「危うきこと虎の尾を踏むが如し」の例文

例文3:彼は不用意なことばかり言うので、危うきこと虎の尾を踏むが如しとハラハラした。
例文4:今こんなに幸せなのに、わざわざ危うきこと虎の尾を踏むが如しで危険な仕事に手を出すべきではない。

「竜の鬚を撫で虎の尾を踏む」の例文

例文1:部長にはこの話をするなよ。竜の鬚を撫で虎の尾を踏むことになるからな。
例文2:こんな考えもなくいきなり社長の家に怒鳴り込みに行くなんて、まさに竜の鬚を撫で虎の尾を踏む行為だよ。

「虎の尾を踏む」をうまく用いる

「虎の尾を踏む」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。