「他力本願」の意味と例文

「他力本願」は日常でもよく使われる四字熟語です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「他力本願」の意味と例文を紹介していきます。

「他力本願」の読み方

読み方:たりきほんがん
「他力本願」の「他力」は「たりょく」ではなく「たりき」と読みます。また「本願」は「ほんがん」と読みます。「他力本願」はこの形で四字熟語になっているため、その他のバリエーションはありません。

「他力本願」の意味

意味:自分で解決しようとせず他人の力を当てにすること
「他力本願」は仏教用語が由来だと言われています。もともと「他力本願」には、自らの修行による功徳によって悟りを得るのでなく、阿弥陀仏の力に頼って救済されるという意味があり、それが、人任せにするという大きく乖離した意味で広まったと言われています。

「他力本願」の例文

例文1:彼はいつも他力本願で両親が何とかしてくれるのを待っている。
例文2:困った時に神仏に願うだけなのは他力本願だ。
例文3:他力本願では、自分の思い通りに行くかどうかはわからない。
例文4:他力本願で起業することはできないだろう。
例文5:優勝を狙うなら、他力本願では無理だ。

「他力本願」をうまく用いる

「他力本願」は日常でよく使われる四字熟語です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。