「尻馬に乗る」の意味 「尻馬に乗って」「尻馬に付く」などの例文

「尻馬に乗る」は日常ではあまり聞かれない慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「尻馬に乗る」の意味や「尻馬に乗って」「尻馬に付く」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「尻馬に乗る」の読み方

読み方:しりうまにのる
「尻馬に乗る」の「尻馬」は「しりうま」と読みます。「尻馬に乗る」は「尻馬に乗って」「尻馬に付く」などのバリエーションがあります。類語は「付和雷同」などがあります。

「尻馬に付く」の読み方

読み方:しりうまにつく

「尻馬に乗る」「尻馬に付く」の意味

意味:よく考えず他人の言動に同調して軽はずみなことをすること
「尻馬に乗る」「尻馬に付く」の「尻馬」は他人の乗っている馬の尻のことで、他人が手綱をとる馬の尻に乗ったり、前を行く馬についていったりする状態を言います。そのため、「尻馬に乗る」 は人任せに自分の行動を決めたり、調子に乗って真似をしたりすることを言うようになったと言われています。

「尻馬に乗る」の例文

例文1:何も考えず誰かの尻馬に乗るのは危険だ。
例文2:ユーチューバーの尻馬に乗るように真似するのではなく、自分で考えた上で実行しないと成功はしない。

「尻馬に乗って」の例文

例文1:彼の尻馬に乗って、一緒になってからかってしまったので私も後悔している。
例文2:うちの両親はどこかに行くというとすぐ尻馬に乗って一緒に行くというので内緒にしている。

「尻馬に付く」の例文

例文1:何かインターネット上で炎上があると、すぐ尻馬に付くようにほかのメディアでも叩きまくる。
例文2:尻馬に付くのは簡単だが、それでは失敗しても何も得られない。

「尻馬に乗る」をうまく用いる

「尻馬に乗る」は日常ではあまり聞かれない慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。