「旅は道連れ世は情け」の意味と例文

「旅は道連れ世は情け」は日常でもよく使われることわざです。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「旅は道連れ世は情け」の意味と例文を紹介していきます。

「旅は道連れ世は情け」の読み方

読み方：たびはみちづれよはなさけ
「旅は道連れ世は情け」の「道連れ」は「みちつれ」ではなく「みちづれ」と読みます。また「世」は「せい」ではなく「よ」と読みます。「旅は道連れ世は情け」はこの形でことわざになっているため、その他のバリエーションはありません。

「旅は道連れ世は情け」の意味

意味：旅するときは同行者がいると心強いように、世の中は思いやりを持って互いに助け合って生きていくのがよいということ
「旅は道連れ世は情け」は、江戸時代の浅井了意が書いた『東海道名所記』に由来すると言われています。江戸時代は公共機関がなかったため、一人旅は徒歩で移動しなくてはならず、今と比べて情報も少なかったこともあってとても困難でした。そのため、旅には同行者がいたほうがさまざまな点で心強かったということがあり、そこから「旅は道連れ世は情け」という言葉が生まれたと言われています。

「旅は道連れ世は情け」の例文

例文1：一緒のツアーの人たちは旅は道連れ世は情けというように、すっかり旅の間に仲良くなった。
例文2：旅は道連れ世は情けというように、私の指導生となったからには一人前の研究者になるまで長く成長を見守っていきたい。
例文3：結婚したからには、旅は道連れ世は情けというので、お互い死が訪れるまで長く助け合って生きていきましょう。
例文4：旅行中に黒猫に出会った。旅は道連れ世は情けというから、旅のお供として一緒に連れて行くことにした。
例文5：旅は道連れ世は情けで、近隣の人とは助け合って生きていきたい。

「旅は道連れ世は情け」をうまく用いる

「旅は道連れ世は情け」は日常でよく使われることわざです。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。