「口火を切る」の意味  「口を切った」「口火を切った」例文

「口火を切る」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「口火を切る」の意味や「口を切った」「口火を切った」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「口火を切る」の読み方

読み方:くちびをきる
「口火を切る」の「口火」は「くちひ」ではなく「くちび」と読みます。「口火を切る」は「口を切った」「口火を切った」などのバリエーションがあります。

「口火を切る」の意味

意味:物事を一番先に始めてきっかけをつくることや最初に話を始めること
「口火を切る」は火縄銃の火蓋に用いる火や爆薬を爆発させるためにつける火を意味する「口火」のことを指し、「切る」は硬い物同士をすり合わせたり打ち付けたりして火を出すことを意味します。そこから、「口火を切る」は小さな灯が大きな力を発揮するきっかけになることを例えて言うようになったと言われています。

「口火を切る」の例文

例文1:バイトのちょっとした反抗がスタッフ全員の暴動の口火を切ることになってしまった。
例文2:契約終了までもう一息というときに交渉の口火を切ることになるとは思わなかった。

「口を切った」の例文

例文1:最初に口を切ったのは意外にもいつも寡黙な彼だった。
例文2:温厚に話していたのに彼の一言がけんかの口を切った。

「口火を切った」の例文

例文1:新しいビジネスの意見交換会議で、誰も周りを気にして意見しなかったが、彼が口火を切ったおかげで、その後積極的な意見が出て大いに盛り上がった。
例文2:試合終了10分前に攻撃の口火を切ったのは相手チーム、それから10分の間でたくさんシュートを入れられてしまい大逆転されてしまった。

「口火を切る」をうまく用いる

「口火を切る」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。