「浅い川も深く渡れ」の意味と例文

ことわざの「浅い川も深く渡れ」は具体的に会話の中でどのように使うといいでしょう。ここでは「浅い川も深く渡れ」の意味と例文を紹介していきます。

「浅い川も深く渡れ」の読み方

読み方:あさいかわもふかくわたれ
「浅い川も深く渡れ」はことわざとして使われています。「浅い川も深く渡る」や「浅い川を深く渡れ」などはないため、気を付けて使いましょう。

「浅い川も深く渡れ」の意味

意味:簡単に渡れるように見えても、深いこともあるので慎重に注意して物事を行えという教え。
「浅い川も深く渡れ」は「石橋を叩いて渡る」「念には念を入れよ」と類義語のことわざです。また、対義語になることわざには「危ない橋を渡る」があります。「浅い川も深く渡れ」の由来は、たとえ浅く見える川であっても油断していると足を滑らせたり、浅いように見えても本当は深かったりということがあります。このことから、たいしたものではないと油断するのは危険であるということを言うようになりました。

「浅い川も深く渡れ」の例文

例文1:簡単だと思って舐めてかかっていたら思ったよりできなかった。やっぱり浅い川も深く渡れというように慎重に対処しないとだめだな。
例文2:浅い川も深く渡れという気持ちで取り組むことでケアレスミスはなくせる。
例文3:浅い川も深く渡れというし、慎重にやっておいて問題となることはないだろう。
例文4:風邪を引いたら熱がなくても仕事は休め。浅い川も深く渡れというじゃないか。
例文5:単純作業ほど浅い川も深く渡れで、用心深いぐらいが丁度いい。

「浅い川も深く渡れ」をうまく用いる

「浅い川も深く渡れ」はよく使われる慣用句です。特に相手を戒めるために使われることが多い慣用句なので、目上の人には使いにくい点は注意しましょう。論文・小論文でも豊かな文章になるように上手に使っていくといいですね。