「ちゃくがん」は「着眼」「着岸」がありますが、それぞれの使われるシーンは異なります。論文・小論文ではそれぞれの意味を理解して語彙力をつけていきましょう。ここでは「着眼」「着岸」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。
「着眼」と「着岸」の違い
着眼(ちゃくがん)
意味:目のつけどころ。
「着眼」は大事なところだと思って目をつけることを言います。
着岸(ちゃくがん)
意味:(浮遊物などが)岸に着くこと。
ちゃくがん事故は着岸が正しい
「ちゃくがん事故」は岸に着く事故のことなので、ここでは「着岸」が正解です。
「着眼」の例文
例文1:先生から着眼点がよかったと褒められた。
「ちゃくがん点」は目のつけどころのことなので、ここでは「着眼」を使います。
例文2:リモートワークに着眼した電化製品が今は売れているようです。
「リモートワークにちゃくがんした」はリモートワークに目をつけたということなので、ここでは「着眼」を使います。
「着岸」の例文
例文1:着岸したボトルを開けてみると外国語のメッセージが入っていた。
「ちゃくがんしたボトル」は岸に着いたボトルということなので、ここでは「着岸」を使います。
例文2:台風が通りすぎた後は、たくさんの流木が着岸していた。
「流木がちゃくがんした」は流木が岸に着いたということなので、ここでは「着岸」を使います。
論文・小論文で「着眼」と「着岸」を使い分ける視点
「ちゃくがん」は「着眼」「着岸」がありますが、それぞれの意味は異なります。「着眼」は目のつけどころ、「着岸」は岸に着くことを言います。論文・小論文では語彙を増やして文中で正しく使えるようにしておきましょう。