「飼い犬に手を噛まれる」の意味 「飼い犬に手を噛まれた」などの例文

「飼い犬に手を噛まれる」は日常でもよく使われる慣用句です。それでは、具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「飼い犬に手を噛まれる」の意味や「飼い犬に手を噛まれた」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「飼い犬に手を噛まれる」の読み方

読み方:かいいぬにてをかまれる
「飼い犬に手を噛まれる」の「噛まれる」は「かまれる」と読みます。「飼い犬に手を噛まれる」はこの形で慣用句になっているので、「飼い犬に手を噛まれた」などのバリエーションしかありません。類語は「後足で砂をかける」「恩を仇で返す」などがあります。

「飼い犬に手を噛まれる」の意味

意味:いつも目にかけていた人から思いがけず害を受けること
「飼い犬に手を噛まれる」の由来は飼い犬が飼い主の手を噛んだことにあると言われています。犬は上下関係を作り縦社会の中で生きる習性を持つ動物です。そんな犬にとっては飼い主は主従関係の主にあるはずなのに、飼い主の手を噛むということは思いがけないことだと考えられ、ここから思いがけず可愛がっていたものから害を受けることを「飼い犬に手を噛まれる」と言われるようになったと言います。「飼い犬に手を噛まれる」は主従関係にある者にしか使えないため、噛まれるのが目上の人や友人などになると誤用になります。

「飼い犬に手を噛まれる」の例文

例文1:せっかく就職先を紹介してあげたのに、一日で辞めるなんて飼い犬に手を噛まれるかのようだ。
例文2:まさか懇意にしていた部下がいきなり仕事を辞めるなんて飼い犬に手を噛まれる行為だよ。
例文3:世話になったのにきちんとお礼もできず引っ越してしまって、恩師は飼い犬に手を噛まれるように思っっているだろうな。

「飼い犬に手を噛まれた」の例文

例文1:可愛いがっていた後輩に裏で悪口を言われていて、飼い犬に手を噛まれた気分だ。
例文2:ずっと可愛いがっていた弟に彼女を取られ飼い犬に手を噛まれた最悪の気分だ。
例文3:世話をしてきた息子が私よりお父さんの方が好きだというので飼い犬に手を噛まれたようだ。

「飼い犬に手を噛まれる」をうまく用いる

「飼い犬に手を噛まれる」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

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