AO入試のためにがくしゅう計画書を作る 「学習」「学修」正しい漢字はどっち?

「がくしゅう」には「学習」「学修」の2つがあります。それぞれ意味が違うので、論文・小論文ではしっかりと理解して文中に使えるようにしていきましょう。ここでは「学習」「学修」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。

「学習」と「学修」の違い

学習(がくしゅう)
意味:知識・技能を習い学ぶこと。
学修(がくしゅう)
意味:一定の課程を学び修めること。学んで身につけること。

AO入試のためにがくしゅう計画書を作るは「学修」が正しい

「がくしゅう計画書」は卒業後のビジョンを踏まえながら、大学でどのようなことを、どのように学びたいかをまとめる書類のことなので「学修」が正解です。大学の課程を学び修めることを指しているので「学修」となるのですね。

「学習」の例文

例文1:学習効果を見るためにテストを実施した。

「がくしゅう効果」は習い学んだ効果のことなので、ここでは「学習」を使います。

例文2:家庭での学習をおろそかにすると、学力は伸びない。

「家庭でのがくしゅう」は家庭で習い学ぶことなので、ここでは「学習」を使います。

「学修」の例文

例文1:大学の1単位あたりの学修時間を調べてみる。

大学で学ぶことの多くは「学修」という表現が使われます。

例文2:大学に入って何をしたいのか学修の目的が問われる。

大学で学ぶ目的という意味で「がくしゅう」が出てきたので、ここでは「学修」を使います。

論文・小論文で「学習」と「学修」を使い分ける視点

「がくしゅう」は「学習」「学修」の2つがありますが、それぞれ使い方は違います。「学習」は学ぶこと全般を指しますが、「学修」は特に大学での知識の習得に用いられる言葉となります。論文・小論文ではそういう視点で使い分けて書きましょう。