「腹を探る」の意味 「腹を探られる」「腹の探り合い」などの例文

「腹を探る」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「腹を探る」の意味や「腹を探られる」「腹の探り合い」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「腹を探る」の読み方

読み方:はらをさぐる
「腹を探る」の「腹」は「ふく」ではなく「はら」と読みます。「腹を探る」は「腹を探られる」「腹の探り合い」などのバリエーションがあります。

「腹を探る」の意味

意味:それとなく相手の考えや気持ちをうかがうこと
「腹を探る」の「腹」は、実際のお腹のことではなく、「腹黒」などというように心や考えなど人の内面のことを意味します。そこから、「腹を探る」は人に見せない内面を見ようとすることを意味するようになったと言われています。そして、「腹を探られる」は、内面や人に見せない部分を勝手に暴かれることを意味するので、相手への非難や被害の意味合いを持ちます。

「腹を探る」の例文

例文1:常にライバル社の腹を探るのは業界においては当然のことだろう。
例文2:単刀直入に聞くだなんて、腹を探るにしてもやり方があるだろう。

「腹を探られる」の例文

例文1:税務署で痛くもない腹を探られるのは避けたい。
例文2:何もしていないのに、腹を探られるのは気分がいいものではないな。

「腹の探り合い」の例文

例文1:いつも2人は腹の探り合いで互いに意識している。
例文2:腹の探り合いばかりしていてもキリがないだろう。

「腹を探る」をうまく用いる

「腹を探る」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。