「怪我の功名」の意味 「過ちの功名」などの例文

「怪我の功名」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「怪我の功名」の意味や「過ちの功名」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「怪我の功名」の読み方

読み方:けがのこうみょう
「怪我の功名」の「怪我」は「けが」と読みます。また「功名」は「こうめい」ではなく「こうみょう」と読みます。また、「光明」ではなく「功名」の漢字を使います。「怪我の功名」は「過ちの功名」などのバリエーションがあります。昔は「怪我の高名」とも書いたようですが、今は「怪我の功名」の方が一般的です。

「怪我の功名」の意味

意味:失敗したことが思いがけず良い結果を生むこと
「怪我の功名」の「怪我」とは不測の結果や過ちを意味し、「功名」とは手柄を立て名を上げることを意味するところから、「怪我の功名」は、過ちが思いがけず手柄を生んだ時に使われるようになったと言われています。

「怪我の功名」の例文

例文1:アドリブのせいで違う終わり方の劇になってしまったけれど、かえって観客にはうけたようだった。まさに怪我の功名だ。
例文2:この前面接で落とされた会社が倒産したニュースを聞いて、まさに怪我の功名だと思った。
例文3:飛行機に乗り遅れたおかげで、墜落事故に巻き込まれずに済んだのは怪我の功名と言わざるを得ない。

「過ちの功名」の例文

例文1:試合中に相手チームと接触して怪我をしてしまったが、相手チームがすっかり畏縮してしまって過ちの功名で逆転勝ちすることができた。
例文2:最新製品を買うつもりが間違えて型遅れの物を買ってしまった。だが、最新製品は故障が多くて評価が悪かったようで却って過ちの功名だった。
例文3:病気になってせっかくの遠足に行けなくなったが、戻ってきたお金で宝くじを買ったら100万円当たってまさに過ちの功名だった。

「怪我の功名」をうまく用いる

「怪我の功名」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。