「得手に帆を揚げる」の意味 「得手に帆を揚げて」などの例文

「得手に帆を揚げる」は日常ではあまり使われなくなったことわざです。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「得手に帆を揚げる」の意味や「得手に帆を揚げて」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「得手に帆を揚げる」の読み方

読み方:えてにほをあげる
「得手に帆を揚げる」の「得手」は「とくて」ではなく「えて」と読みます。また「帆を揚げる」は「上げる」ではなく「揚げる」を使います。「得手に帆を揚げる」はこの形でひとつの慣用句になっていますが、「得手に帆を揚げて」などのバリエーションがあります。対義語は「流れに掉さす」になります。

「得手に帆を揚げる」の意味

意味:絶好の機会が到来し、それを利用して物事が非常に順調に進んでいく様子
「得手に帆を揚げる」は追い風のタイミングに合わせて帆を広げ加速していく船の様子に由来しています。「得手」は、絶好の風が吹くタイミングを指し、その時に帆を揚げることで風に乗って加速する様子になぞらえて、このような絶好のタイミングに乗ることを「得手に帆を揚げる」というようになったといいます。

「得手に帆を揚げる」の例文

例文1:今年はちょうど海外出張に行く年なので、得手に帆を揚げるように活躍されますように。
例文2:初めて起業した会社は若者の流行が当たって得手に帆を揚げるように売り上げが右肩上がりとなった。
例文3:料理はずっとやってみたいことだったので、一人暮らしをして得手に帆を揚げるようにすぐプロ級の腕前になった。

「得手に帆を揚げて」の例文

例文1:ずっと参加したいと思ったいたプロジェクトだったので、得手に帆を揚げて新しいアイデアを提案した。
例文2:大学の勉強は興味深いものだったので、入学するなり得手に帆を揚げてぐんぐん成績も上がった。
例文3:得て帆を揚げて我が社の業績が伸びたのは企画の段階でタイミングすら綿密に分析をしているからです。

「得手に帆を揚げる」をうまく用いる

「得手に帆を揚げる」は日常はあまり使われないことわざです。論文・小論文で使えると一目置かれるので正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

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