「危ない橋を渡る」の意味と「危ない橋でも渡る」「危ない橋を渡ってきた」「危ない橋を渡らない」などの例文

「危ない橋を渡る」は日常でよく使われる慣用句です。ですが、具体的にはどのように使って行けばいいのでしょうか。ここでは「危ない橋を渡る」の意味や「危ない橋でも渡る」「危ない橋を渡ってきた」「危ない橋を渡らない」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「危ない橋を渡る」の読み方

意味:あぶないはしをわたる
「危ない橋を渡る」は「あぶないはしをわたる」と読みます。「橋」は「はし」で「きょう」とは読みません。「危ない橋を渡る」は「危ない橋でも渡る」「危ない橋を渡ってきた」「危ない橋を渡らない」など比較的バリエーションの多い慣用句ではありますが、「危険な橋を渡る」「危なくない橋を渡る」など大きく変化させて使うことはできません。

「危ない橋を渡る」の意味

意味:わざわざ危険な方法をとること
「危ない橋を渡る」の対義語は「石橋を叩いて渡る」「浅い川も深く渡れ」「念には念を入れる」などの慣用句です。「危ない橋を渡る」の「橋」は吊り橋に由来していると言われています。今にも落ちそうな吊り橋を危険だとわかっていながらあえて渡るところから、あえて危険を冒すという意味に使われるようになったと言われています。

「危ない橋を渡る」の例文

例文1:せっかく給料のいい仕事についているのにわざわざ転職して危ない橋を渡ることはないだろう。
例文2:興味本位でアンダーグランドなことをやるのは危ない橋を渡ることだよ。

「危ない橋でも渡る」の例文

例文1:彼はお金のためなら危ない橋でも渡る覚悟です。
例文2:消費者金融で融資してもらうしかもう残されている道はないので、危ない橋でも渡るしかない。

「危ない橋を渡ってきた」の例文

例文1:振り返ってみるといままでに何度も会社のために危ない橋を渡ってきた。
例文2:テストで何度も危ない橋を渡ってきたので、今度ばかりはちゃんと準備をしてテストに臨みたいと思う。

「危ない橋を渡らない」の例文

例文1:子供が危ない橋を渡らないように親は常に子供を監視している。
例文2:テストでヤマを張って勉強するなんて危ない橋を渡らなくても君なら全部覚えられるだろう。

「危ない橋を渡る」をうまく用いる

「危ない橋を渡る」は日常的によく使われる慣用句です。論文・小論文でもきちんと理解して使えるようにしておきましょう。