「肩を持つ」の意味 「肩を持って」「肩ばかり持つ」などの例文

「肩を持つ」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「肩を持つ」の意味や「肩を持って」「肩ばかり持つ」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「肩を持つ」の読み方

読み方:かたをもつ
「肩を持つ」は「肩を持って」「肩ばかり持つ」などのバリエーションがあります。

「肩を持つ」の意味

意味:味方をして助けたりひいきをしたりすること
「肩を持つ」は『史記、呂后本紀』で、中国漢王朝の周勃が平定するとき言ったセリフに由来すると言われています。周勃は「漢に味方する者は「左袒」せよ。反乱に味方する者は「右袒」せよ」と着物を脱いで肩を出すよう言ったところ、みんなが左袒したというエピソードがあります。ここから、肩は意思表示を確認する概念となり、そこから「肩を持つ」はその人の意志に同意するという意味になったと言われています。

「肩を持つ」の例文

例文1:子供が悪いことをしても親は子供の肩を持つものだ。
例文2:息子の肩を持つわけじゃないけれど、その言い方なら伝わらないよ。

「肩を持って」の例文

例文1:末っ子だからって肩を持ってばかりいると兄が弟を疎ましく思うようになりますよ。
例文2:子供の肩を持ってばかりいると子供はいいことも悪いこともわからなくなってしまう。

「肩ばかり持つ」の例文

例文1:妹の肩ばかり持たないで。
例文2:いつも恋人の肩ばかり持つのはよくないよ。

「肩を持つ」をうまく用いる

「肩を持つ」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でもきちんと理解して正しく使えるようにしておきましょう。