「甲乙付け難し」の意味 「甲乙付け難い」などの例文

「甲乙付け難し」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「甲乙付け難し」の意味や「甲乙付け難い」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「甲乙付け難し」の読み方

読み方:こうおつつけがたし
「甲乙付け難し」の「甲乙」は「こうおつ」と読みます。また「付け難し」は「付けがたし」とひらがなで表記してもかまいません。「甲乙付け難し」は「甲乙付け難い」などのバリエーションがあります。

「甲乙付け難し」の意味

意味:比べる二つのものの間で優劣を決めるのが難しいということ
「甲乙付け難し」の「甲乙」は、中国古代思想の十干の第一の「甲」と第二の「乙」のことで、昔は数字がわりに十干の甲乙丙の順番がランキングとして使われていたところから、どちらもよくて一番と二番の順位を判断しにくいというときに「甲乙付け難し」と言われるようになったといいます。

「甲乙付け難し」の例文

例文1:最終選考まで残った作品はどちらも甲乙付け難しで両方とも採用することになった。
例文2:甲乙付け難しのおいしそうなランチメニューで、どれを選んだらいいのかとても迷った。
例文3:上層部からは甲乙付け難しと言われているが、どちらかを選ばないとならないので、部署内の投票で決めることにした。

「甲乙付け難い」の例文

例文1:どちらも負けておらず甲乙付け難い試合でとても白熱した。
例文2:どちらも素敵な演技だったので甲乙付け難いですね。
例文3:甲乙付け難いほどどれもよい作品だった。

「甲乙付け難し」をうまく用いる

「甲乙付け難し」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

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